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視力回復とは

人は、「視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚」の五感を使って外界から情報を得ていますが、目で見る「視覚」からの情報は、全体の8割を占めています。
それだけ、目から得る情報量は膨大なものになりますが、現在、日本人の3人に1人は「近視」であるといわれています。近くにある物はよく見えるが、離れた物はぼやけて見える「近視」は、最も多い屈折異常の一つで、眼に入った光が網膜にピントが合わないことで起こります。
近視を引き起こす原因は、長時間、近くのものを見続けたり、眼に負担をかけることです。ゲーム、テレビ、パソコンなどを長時間使用する機会が増えたことも、視力低下の大きな原因になっています。他にも、姿勢の悪さや、生活習慣、食習慣など、視力低下を招く原因はさまざまですが、大部分が後天的なもので、遺伝による先天的な近視はごくわずかしかありません。

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先天的な近視や、病気やケガによる視力低下を除けば、「視力回復」の可能性があります。近視の方によく用いられるメガネやコンタクトレンズ等の矯正器具は、視力を矯正するものであり、視力そのものを回復させるものではありません。
こういった器具を使用せず、自分の視力を回復させて、裸眼で生活できるようにするのが「視力回復」です。
「視力回復」は、「トレーニング」と「レーシック」の2つが主流になっていますが、ほかに、寝ている間に高酸素透過性ハードコンタクトレンズを装着して、角膜の屈折異常を正常に近づける「オルソケラトロジー」 という方法もあります。

視力回復の種類

【トレーニング】…眼筋の働きを正常にするトレーニングで、視力回復センターで行う方法や、3D画像、試視力表、トレーニング機器を使用する方法などがあります。軽度の近視なら短期間で回復することもありますが、通常、数ヶ月から数年、根気よく続ける必要があります。
・大澤式視力回復法…試視力表を用いたトレーニング。
・ウインク視力回復法…視力表があれば、自宅で簡単にできるトレーニング。
・室内凝視訓練法…自宅の室内でも遠方凝視訓練と望遠訓練法ができるように考案されたもので、視力表があればできるトレーニングです。

【レーシック】…角膜屈折矯正手術の一種で、専門の機器を使って角膜にフラップ(フタ状のもの)をつくり、フラップをめくってエキシマレーザーを照射し、屈折率を変えて焦点を合わせます。費用は高額になりますが、数十分という短時間で済む日帰り手術なので、短期間のうちに視力を回復させたい方に選ばれている方法です。

【超音波治療器】…超音波治療器から発する超音波エネルギーが、眼の深層部にある細胞組織に刺激を与え、マイクロマッサージ効果で視力を改善します。毎日片目に10分ずつ、左右交互に使用しますが、厚生労働省にも承認された安全な方法で、副作用等の報告例はありません。

【オルソケラトロジー】…ギリシャ語の、オルソ(矯正)、ケラト(角膜)、ロジー(療法)が語源です。夜、寝ている間に高酸素透過性ハードコンタクトレンズをつけることで、角膜の屈折異常を正常にする療法です。起床後レンズをはずしますが、一定期間、視力回復の状態が続きます。まだ厚生労働省に承認されていないので、保険適用外になります。

視力回復に良い食事

視力回復トレーニングやレーシックで視力を回復することは可能ですが、毎日の食事に気をつけることで、眼の機能を正常に保ち、視力回復に役立てることができます。
眼の機能を正常に保つには、主に次のような【栄養素】が必要になります。

・ビタミンA…角膜・網膜の働きを正常に保ちます。不足すると「夜盲症」の原因になることから、古くから眼に必須のビタミンとして知られてきました。
・ビタミンB1…眼の筋肉(眼筋)を活性化させますので、トレーニング時には意識して摂りたい栄養素です。不足すると眼精疲労を招きます。
・ビタミンB6…眼の調節機能である水晶体や毛様体筋にとって、大切な成分であるタンパク質の吸収に欠かせない栄養素です。
・ビタミンB12…眼球には無数の毛細血管が集まっていますので、血液をつくるビタミンB12は重要な役割をはたしています。
・DHA…網膜に含まれ、スムーズな視覚情報伝達に役立ちます。体内ではほとんど合成できない栄養素なので、食べ物から摂る必要があります。
これらの栄養素を多く含む食品を献立に摂り入れれば、効率よく視力回復に良い食事を作ることができます。

ビタミンA…緑黄色野菜、レバー、牛乳、卵、ウナギなど。油を使って調理すると吸収率が良くなります。
ビタミンB1…レバー、卵、豚肉、牡蠣、玄米など。
ビタミンB6…レバー、牛乳、卵、大豆など。
ビタミンB12…レバー、牛乳、豚肉、牛肉、牡蠣など。
DHA…イワシ・サバ・サンマなどの青魚。DHAは熱に強く、煮る・焼くといった調理で減少することはありませんが、紫外線に弱いので、干物にはDHAの効果は期待できません。